飛騨の森と繋がる。広葉樹トレーサビリティ&買い付けツアー

木工家ウィーク実行委員の渡辺圭(岐阜県立森林文化アカデミー木工教員)です。

 

一昨年の木工家ウィークフォーラムでは、飛騨市・やまかわ製材舎の及川幹さんに、広葉樹の新たな生産・流通についてお話しいただきました。今回は関連特別企画として、直接飛騨に行き、広葉樹材の生産・流通の現場を実際に見に行くツアーを企画しました!

 

私自身、教員になる前は福岡で家具工房をやっていましたが、以前は飛騨市のこうした活動を詳しく知りませんでした(まだ始まったばかりだったというのもありますが)。実際に現地の状況に触れ、同じようにまだこの動きを知らない木工家の皆さんにぜひ現場を見てほしい、紹介したいという思いをずっと抱いてきました。

 

幅が広く、ある程度均質な外国産材に比べて、曲がりや節が多く歩留まりが落ちるなど、作り手としてはある程度の使いづらさを感じるかもしれません。 しかし、外国産材の高騰や出所の不透明さが課題となる今、「どの山で誰が伐り、どこで製材されたか」が明確な飛騨の広葉樹は、作品の背景として使い手へまっすぐ伝わるストーリーになります。顔の見える生産・流通に関わる方々によって、高いトレーサビリティを実現しているのが飛騨地域の強みです。

 

本ツアーは、飛騨市の広葉樹の現場を巡る作り手向けの企画です。原木が仕分けられる「柳木材」の土場や、広葉樹と真摯に向き合う「西野製材所」を見学し、「やまかわ製材舎」で製材を見学、板材を直接買い付けることもできます。

希望者は懇親会にご参加いただき、飛騨市内で宿泊。翌日は広葉樹の先進的な活用をされている「飛騨の森でクマは踊る(通称ヒダクマ)」の松本剛さんに広葉樹活用の実践例をご紹介いただきます。

 

かつてはチップやパルプにされていた曲がり材や節材も、今では作品の個性を際立たせる魅力的な素材として見直されています。及川さんはこれまであまり流通していなかった樹種の提案や、椅子用や扉の框用など、作り手に合わせた規格材の取り組みもされています。広葉樹活用の先進事例も現地でご覧いただけます。これからの家具づくりの可能性を広げる素材を探しに行きませんか?

 

このツアーで巡る「広葉樹の現場」

  •  【柳木材】(土場・仕分け)
  •  【西野製材所】(製材) 
  •  【やまかわ製材舎】(製材・乾燥・買い付け) https://yamakawa-sawmill.co.jp/
  •  【飛騨の森でクマは踊る】(広葉樹利用・実践例) https://hidakuma.com/

 

スケジュール

【Day 1:6/16(火)】

 

13:00 飛騨市役所駐車場 集合・オリエンテーション
13:30 柳木材:広葉樹の多様な表情と仕分けを学ぶ
15:00 西野製材所:広葉樹専門の製材現場を視察
16:30 やまかわ製材舎:板材の買い付け・選定
18:00 懇親会

【Day 2:6/17(水)】

 

09:30 ヒダクマ:広葉樹利用の実践例を視察
12:00 総括・現地解散

お申込みは以下のフォームから↓
https://forms.gle/Xp61ucLVnAdVpncU6

 

参加費 無料(宿泊、懇親会ご参加の場合は各自でご負担いただきます


※内容、スケジュールは、都合により変更になる可能性があります。ご了承ください。


連絡先

[email protected]

森林文化アカデミー 渡辺圭